コロナ禍帰国の要注意ポイントと実際に大変だったこと

お子様ヨメこと、ミヤソンです。

前回に引き続きコロナ禍の帰国について。

実体験を踏まえた入国規制の要注意ポイントと、実際に大変だったこと。ご参考まで。


まずは、要注意ポイント


👉9月末以降、ワクチン接種者は、隔離期間が短くなるなど一部規制が緩和されてきています。が、ワクチンとは日本で認可された3種(ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ)のみ!我々の住んでいたベルギーでは、ジョンソンアンドジョンソン社製のワクチンも認可され、接種されていましたが、これは日本では接種者として認められません。ベルギー在住の日本人の方でも、ジョンソンアンドジョンソンを打った方もいて、これにはがっかりしていました。ワクチンの種類は自分では選べなかったので、完全に運でした(正確には、ワクチンの種類によって年齢制限がありましたが割愛)。


👉ワクチン接種年齢に満たない子どもでも、接種していなければ入国規制は免除されませんEUの国では、入国規制のページに、「○歳以下の場合は免除」と明確に記載されているのに対し、厚労省のページには記載がありませんでした。不安に思って、念の為直接厚労省に問い合わせたところ、子どもでもワクチン接種してない場合は免除されない、とのこと。実際、我々は免除されませんでした。正確には、免除されないのは子どもだけですが、子どもだけで宿泊、待機させるわけにいかないので、親も一緒に宿泊、待機することになります。

EUシェンゲン協定加盟国では、わたしの知る限り、ワクチン接種年齢に満たない子どもの場合は、入国規制は免除になります。つまり、親がワクチンを打っていれば、ワクチン接種者に応じた条件で入国することが可能です。なので、ヨーロッパの入国規制に慣れていると想定と違うので要注意です。実際、厚労省の発表前に、ワクチン接種者の入国規制緩和がニュースで出た時点で、ベルギーの日本国大使館に問い合わせた際は、「親が売っていれば子どもは、免除されると思いますよ」と言われました😅大使館の方でもそのように想定されていたくらいです。もちろん、正式な内容は厚労省の発表を見て問い合わせてくださいとのことでしたが。


👉ワクチン接種の証明は、紙ベースのものがある方がスムーズです。我々は、上述の通り免除されなかったので、結局関係なかったのですが。EUシェンゲン協定加盟国で使われているようなアプリの場合は、入国の手続き時に、その場でアプリの画面キャプチャをメールで送るなどの手続きが必要でした。日本はまだまだ紙ベースな国です。


👉隔離期間中に使用するアプリのダウンロードと設定は、事前にやっておくこと!帰国時の飛行機を予約すると、必要なアプリについてお知らせされるようです。我々は、小姑ダンナのティーの会社経由で予約したせいか、アプリについては全く知らないまま日本に到着。結果、入国までの一連の手続きの中で、アプリをダウンロードしたり設定したり、余計に時間がかかってしまいました💦一緒に飛行機を降りた人々の背中が見えなくなるほど遅れをとることに💦



コロナ禍の現在、入国規制は刻々と変わっています。その内容も厚労省のホームページだけではわかりづらかったりもします。実際、成田空港の現場の方でさえ、子どもがワクチン接種してなかった場合の対応について、「親が打っていれば大丈夫」と誤って理解している方もいるくらいでした。ニュースや厚労省のホームページをチェックすることはもちろん、不安なことがあれば、直接厚労省に問い合わせることをおすすめします。



続いて、実際に大変だったこと


👉隔離(待機)期間が直前で変動するので、帰国後のホテルやタクシーの予約に右往左往💦検疫所の定める宿泊施設での宿泊(ベルギーから帰国の場合は3日間の強制隔離)が急に無くなってしまうと、路頭に迷うことになってしまいます。予約していたホテルの宿泊を前倒し調整したり、空港からホテルへのタクシーの日程も変更の必要が出てきたり。ニュースをこまめにチェックし、現地の大使館に問い合わせたり、直接厚労省に問い合わせたり、直前まで気が抜けませんでした。


👉PCR検査でバタバタ💦出国前と帰国後、さらに検疫官指定の宿泊施設での待機がある場合はその最終日、と3回もPCR検査を受けます。1番大変なのは、出国前検査。出国前72時間以内に検査を受けて陰性証明を所定の書式(紙)でもらう必要があります。出国に間に合うタイミングで結果をもらえること、所定の書式に記載してほしい旨を事前に確認し、お医者さんと調整しておかねばなりません。子連れの場合は、さらに子どもも検査してくれる機関を探す必要あり。出国前は、何かとバタバタするのに、この検査日程に予定が縛られてしまうのもまた辛いところでした。そして陽性になった瞬間に帰国できなくなるので、結果が出るまで緊張。。検査前、人に会ったり外出したりをしばらく控える人もいます。


👉空港を出るまでに3時間💦子連れじゃない場合はもっと短くなりますが、それでもかかります。もろもろの手続きが長いのと、検査結果の待ち時間があります。当初よりも待ち時間はかなり短縮されていますが、長旅の後の長い手続きはやはり疲れます。お腹も空きます。パンやお菓子など簡単に食べられるものを持参しておくと助かります。


👉隔離期間が長い💦14日間の隔離期間は長いです。その間、引越し準備だったり役所手続きだったり、外出してやらなきゃいけないことがたくさんあるのに何も進められませんでした。ワクチン接種により隔離が14日間から10日間になる話題が出たとき、体感的に大して変わらないのではと思いましたが、実際経験済みの方はかなりありがたいと言っていました。子どもが2人もいる我が家は、部屋の中が崩壊していましたが、時間を持て余して1日も早く通常の生活に戻りたいと感じる方もいると思います。
ちなみに、隔離中にやっていいこと&いけないことは、明確に決まっていないので、なんだかモヤモヤします。ベルギーでは、ロックダウン中の外出は、食料の買い出しなど明確に決まっていたので、このグレーな感じは日本ぽい。


なんとか無事隔離期間を終えた我々は、未だ疲れがとれず(特にわたし💦)、もろもろ役所手続きや子どもの保育園の手続きなどでわちゃわちゃしています。引越しの荷物もまだ届かないし!いつ落ち着くことができるのか😅コロナ禍の帰国、なかなか手間取りました。