子育てしづらい日本/子育てしやすい欧州?実際住んでみて思ったことinベルギー

お子様ヨメ、ことミヤソンです。

先日、こんな記事を見つけました↓
https://digital.asahi.com/sp/articles/DA3S14936896.html

※LINEニュースでは全文読めた気がするんですが、改めて検索して見つけたら会員登録しないと途中までしか読めずですが😅

"日本と欧州3カ国で「子どもを生み育てやすい国と思うか」と質問したところ、日本は「育てづらい」との回答が6割を超え、他国より圧倒的に高い割合だったことが内閣府の国際調査でわかった。"というものです。

具体的には、欧州3カ国とは、フランス、ドイツ、スウェーデン

結果は、、

日本:「育てづらい」61.1% 「育てやすい」38.3%
フランス:「育てづらい」17.6% 「育てやすい」82.0%
ドイツ:「育てづらい」22.8% 「育てやすい」77.0%
スウェーデン:「育てづらい」2.1% 「育てやすい」97.1%


もう、ウソでしょ?!というくらいの真逆の結果😱😱😱😱😱

で、フランスとドイツの間に位置するベルギーに住む我々。日本で長男So、ベルギーで次男Kanaを産んだわたしが実際に感じたことを書いてみたいと思います。

まず言えるのは、この調査に非常に同感できるということ。わたしは日本とベルギーしか住んだことがありませんが、圧倒的にベルギーの方が子育てしやすいです。

ひとまず思いついた理由はこんな感じです。

理由①みんな子どもに優しい!
とにかく、みんな子どもに優しいです。理解があります。泣きわめいていても温かく見守ってくれるので、親が慌てたり申し訳ない気持ちになることがありません。
スーパーで、Soがギャン泣きしたときはおばあちゃんが一緒にあやしてくれました。
ベビーカーを持ち上げるのに困っていると、近くを通りかかったお兄さんが手伝ってくれました。
まだ赤ちゃんのKanaを連れてお買い物に行くと、みんな微笑んでくれました。
こんなエピソードは数え切れません😭💕

極めつけは、
イヤイヤ期で泣きわめくSoに、小姑ダンナのティーが怒っていたら、通りかかったおじさんに、ティーのほうがなだめられました😅

本当にありがたいです。

理由②教育費が安い
日本では、義務教育の小学校、中学校までは、ほぼお金がかかりませんが、ここベルギーでは、高校、大学どころか、語学学校など生涯学習のような場までもかなり安価で行くことができます。教育の機会は平等に、と考えられているようです。

わたしが行っていた語学学校では、年間コース(3時間半、週1回)で、なんと190ユーロ(教科書代別)!
登録料だけの間違いではないかと驚き、受付で何度も聞き返したほど😂

子どもを大学まで行かせようと思うと、ベルギーの方が遥かに負担が小さいと思います。

ちなみに、冒頭で紹介した内閣府の調査で、「子育てにかかる経済的負担で大きなもの」について、日本では「学習塾など学校以外の教育費」が59.2%でトップでした。これに対し、欧州3カ国は、フランス14.6%、ドイツ24.3%、スウェーデン2.5%と、いずれも低い値でした。ヨーロッパでは、塾に行かないのか、はたまた塾も安いのか🤔

理由③男性も育児が当たり前
実際、幼稚園や保育園の送り迎えを見ても、来ているのはパパママ同数くらいに見えます。
冒頭で紹介した内閣府の調査でも、小学校入学前の子どもの育児について、日本では、「もっぱら妻が行う」「主に妻が行うが夫も手伝う」との回答が58.1%と、過半数を上回っています。これに対し、欧州3カ国は、フランス、ドイツが「妻も夫も同じように行う」が6割を超え、スウェーデンでは9割を超えていました。
こうした、意識の差に加え、職場環境の違いも大きいと思います。
日本では残業当たり前だったティーですが、ベルギーの会社では残業する文化がほぼなく、ありがたいことに毎日定時に終わっています。
本当にありがたいー😭💕
みんな家族を大事にする気持ちが強いようで、子どもが体調を崩したときの休暇もとても理解があります。
あるとき、子どもが高熱で病院連れて行くので会社を早退するとティーが伝えた日。仕事を区切りまで終えて帰ろうと、デスクに残っていたところ、同僚から「なにしてるんだ!速く帰れ!」と怒られたそう!

その他、産みやすさでいうと、出産に対するサポートも手厚いと思いました。
・産後の助産師訪問(1週間程度毎日)
・産後のフィジオセラピー
・産後の家事サポート
・上記に加え、産前の通院検査費用はもちろん出産時の麻酔代なども保険でカバーされる


もうすぐ、日本に帰る我々。海鮮丼を待ちわびる日々ですが、正直、子育てについてはベルギーに残れた方がいいなぁと思います😂